ユキノシタとハルジオン…
2020/05/31 Sun. 12:00 | 花・植物 |
庭の隙間を縫うように埋めるユキノシタ
花弁は見方によっては《大》の文字をしていて
大文字草にも似ています

控えめで白くて小さな花弁は
リズミカルに風に舞い
今を楽しんでいるかのよう・・
大きめの葉っぱとのアンバランスが
ちょっと新鮮にみえました

こちらは道端でよく見かけるハルジオン(春紫苑)
咲き始めの頃はピンク色がかっているんですね
野草とは思えない華奢で優しさを纏っている

群生すると人目を引く
蕾のころは恥ずかしそうに俯いているのが特徴

蝶なのか蛾なのか
調べた範囲でわかったことは蝶だという事
「 ヒカゲチョウ 」の一種かなと思う

いつまでもこの子(ハルジオン)に執着していたこの子(ヒカゲチョウ)
どこかへ消えてと言わんばかりの大きな斑点模様が眼に変わって攻撃してくる
蝶が飛び立つ前に退散しました
地上に咲く花火…
2020/05/29 Fri. 12:00 | 花・植物 |
1~1.5㍍ほどの低木で梅雨シーズンから初夏にかけて
桜やバラを追いかけるように
キラキラした雄蕊を抱えて鮮やかな黄色の花を咲かせる
その名もビヨウヤナギ(未央柳・美容柳)




蕊のカールが華やかで優雅な花姿は
暗闇の地上に咲く花火のようです

樹勢が強く冬には枯れているのかなと思っても
春先には柔らかくて
萌黄色の若葉がフサフサと茂って
こんもりとした森を作ってくれます
これから咲く紫陽花や菖蒲などが
ちょっとささくれ立っていた日々を埋めて
彩りを添えてくれる季節
愛でる幸せを堪能したいですね。。
五月風に揺れる茎細花…
2020/05/27 Wed. 12:00 | 花・植物 |
子供心に初めて好きになったお花がカスミソウでした
アレジメントで空間を埋めて
いつも主役を引き立てる
なくてはならない脇役
でも、私にとってはいつも主役のお花です

ドライフラワーにして永久保存・・
時間が経過して変色すると
白は落ち着いたオフホワイトに
それもまた自然に溶け込んでいい感じになります

ピンクは可愛いけど
自己主張が強そう・・
パートナー次第で輝くかも...
*トリトニア*

フリージアによく似ていて
自由奔放に伸びる雄蕊は方向が定まらない
フリージアより花びらは薄くて繊細
*イキシア*

微風にも揺れる細くてかたい茎の先に
沢山の花を咲かせる
いつのまに我が家の子になっていたのか・・
わからないお花もあって
調べてみると植物といえども
ほんとに奥が深い...
パンを焼いたことも
部屋の模様替えをしたことも
外出自粛期間の気まぐれ
2か月余り私のカメラには
庭花と読破した書物しか収まっていません
記録として残すにはいいのですが
そろそろ焦点を移動させたい
刺激がほしいところです(苦笑)
時期を逃したクレマチス…
2020/05/25 Mon. 12:00 | 花・植物 |
今月初めに撮影していたクレマチス
いろんなお花が咲き出して
すっかり忘れていた・・



私の勤務体制は何ら変わらないものだったけど
GWや休日に外出できなかった時間は
読書に没頭したり、断捨離に費やしたり
旅行も取りやめて、庭花撮影で終わった春
日々成長する植物と対峙することで
新しい発見もあり
それなりに充実したうち籠りだったかも・・
一瞬「スローライフ」という言葉が浮かび
これからもこういう時間は必要かもしれないと痛感した私でした。。
多肉の花…
2020/05/23 Sat. 12:00 | 花・植物 |
四月の雨が五月の花を咲かせる言われるように
自然の恵みを受けて
庭の花木の成長が早まったように感じられる
今朝は鮮やかな朱を発している花柘榴に目が留まる
そんな中
多肉の花が彩を増して咲き始めた
余りかわり映えはしないけど
向き合うとそれぞれに可愛い







自粛ムードが一新された地域もあって
今日明日は撮影にお出かけされる方も多いことでしょうね
多少気持ちも緩みそうですが
少しずつ元の生活に戻していきたいですね。。
半日陰に咲く空木…
2020/05/21 Thu. 12:00 | 花・植物 |
別名 : 『 卯の花 』 とも呼ばれるウツギ
種類も沢山あってわからないけど
我が家にあるのはこの2種類だけ
両方とも半日陰でよく育っている
*チョウセンウツギ*
バイカウツギだと思って迎えたのが、チョウセンウツギでした...
朝陽が数時間だけ当たる東側に

よく似てるけど花弁の枚数が違いました...

でもこれはこれでとても気に入っています。。
*マルバウツギ*
北の裏庭に

1㌢ほどの小さなお花が枝いっぱいに咲いて
木洩れ日が創った影が5月の風に踊ります

日当たりはあまり良くないけど
車などの喧騒から逃れられるお気に入りの場所です

ちょっと古めかしくも風情ある庭の片隅で
秘密の時間を過ごすにはピッタリなんです。。
華麗なる一族…
2020/05/19 Tue. 12:00 | 花・植物 |
惜しげもなく
一輪、また一輪と
丸くってコロンとした蕾が日々開花
見応えのある大輪の花
「世界三大美女」のひとりとされている小野小町が愛したという花
【 芍薬(シャクヤク)】


かわいくて愛らしい蕾から
想像を超えるほどの
バラにも見劣りしない豪華絢爛な花が咲く

あの小さな蕾のなかに
幾重にも重なる花びらを閉じ込めていたなんて
自然は魔術師・・そう思いませんか。。

宿根草なのでお花が終ると
「ありがとう」とお礼肥をするだけ!!
なのに毎年花数が増えて豊かになってく
花後の作業は来年咲いてもらうための
欠かせない作業
5年以上になるので一度は堀りあげ
株分けする時期かもしれません。。
天真爛漫な妖精たち…
2020/05/17 Sun. 12:00 | 花・植物 |
山野草の盗掘は刑に問われます
そこで
最近では園芸化された山野草が増えているのをご存知ですか...
今日は我が家の小さくて天真爛漫な蘭たちがモデルです
* フウキラン(富貴蘭)・・・
枝の分かれ目で根を張り
夏は木陰で枝にしがみつき
大人の雰囲気を漂わせる
夜になると甘い香りを放ちます。。


* チョウセイラン(長生蘭)・・・
仄かに花びらの先端をピンクに染める
恋を知った無垢な少女のよう
このまま穢れを知らないで育ってほしいと願う

* オリヅルラン(折鶴蘭)・・・
ランナーの先には子株がついて小さな可愛いお花を咲かせる
兄弟、姉妹、親類がどんどん増えていく


* エビネ(海老根)・・・
春咲きと夏咲きがあり
これは典型的な春咲きエビネ
控え目で誇張しない

* イワチドリ(岩千鳥)・・・
山野草ファンには人気のお花です

蘭は管理が難しいと敬遠されがちですが
我家の小さなランたちは
いわば野生化されたランたちです。
あの豪華で気品ある蘭とはチト違います
木陰でひっそり咲いて
人のココロを巧みに操り、情緒を安定させる
山野に生まれた小さな妖精たちです。。
初夏への華リレー…
2020/05/15 Fri. 12:00 | 花・植物 |
しなやかな枝先に白い花が固まって咲き
ユキヤナギをイメージさせるコデマリ
ユキヤナギが終るとコデマリが咲き
コデマリからオオデマリ
アナベルへと続く春から初夏への華リレー



オオデマリは、紫陽花(アナベル)とよく似ていて
黄緑から白へと変化した花が丸く手毬のように咲く
花びらはコデマリより大きくて眩い白さ


コデマリもオオデマリもアナベルも
み~んなまとめて『 てまりばな 』
【 白 】 はお花に限らず気持ちがリセットされて
真新しい出会いに期待が膨らむ
ニッコウキスゲ…
2020/05/13 Wed. 12:00 | 花・植物 |
伸びて湾曲した濃緑の葉っぱから
茎が吐出して山吹色の花弁が反りかえる ...

百合を忍ばせた花姿
【 別 名 】 ゼンテイカ(禅庭花)。
【 花言葉 】 晴れた日の喜び、心安らぐ人

山野植物とも言われて
尾瀬ヶ原や霧ヶ峰周辺には群生地が広がっているらしい

我が家には3株しかなくて
それでも1株に5~7個のお花が咲く
一日一個づつ咲く一日花で、朝咲いて夕方にはしぼんでしまう。
見ごろは1週間という短い命

それでも庭が華やかな色で満たされると
ちょっと心ウキウキ
足元が軽やかになり気持ちが救われる
余談ですが
ネーミングの由来は日光に多く自生していたことからニッコウキスゲとか...
尾瀬の花といえばミズバショウではなくニッコウキスゲだったそうです。。